サナギの不思議!

子どもは遊びの天才!

「おーい!こっちにもおるぞ~!」

四国の田舎で育った私は、子供の頃、夏になると2つ下の弟や近所の子どもたちと野山を駆け回りながら、野球やドッジボールをしたり、昆虫や魚を捕って遊んでものです。

家のすぐ近くには遊び盛りの子供たちにはワクワクするような小さな宝の山がありました。
近所の材木業者が木を削ったときに出るチップの山です。
そこは毎年7月ともなればカブトムシやクワガタがたくさん捕れます。
もう何年も前から積まれたチップの山はほどよく腐り、肥えた土のようになり、カブトムシやクワガタにとって最高の温床となっていました。実際にちょっと掘ってみただけで、発酵していて温かい。

そんな夏のある日、いつものようにスコップでチップの山を掘っていくと、グシャっと何かをつぶしてしまったことがあります。カブトムシのサナギです。
中からは白いドロドロの溶液のようなものが出てきたのを今でも覚えてます。

「サナギ」って子どもながらにも不思議な存在でした。
「あの幼虫がこのサナギになって、こんなカブトムシになる!!!」
それを考えたときに、「同じ生き物なのにこんなに変身しちゃうんだぁ!自然っておもしろいなぁ!」とまじまじと幼虫とサナギとカブトムシを並べて見比べてみたものです。

これを「完全変態」というそうです。

完全変態する昆虫と言えば、身近なものでチョウがいます。
地中や腐った木の中で幼虫からサナギまでを過ごすカブトムシと違って、一目でわかるチョウの一生を見てみると実におもしろい。

イモムシ>サナギ>チョウ
イモムシ>サナギ>チョウ

卵からかえったイモムシは草をむしゃむしゃ食べながら地を這って暮らします。
しかし、あるとき座禅を組む修行僧のように突然動かなくなったと思うと、しばらくしてイモムシは薄皮を一枚脱いで、サナギになる。
そして時が満ちるとそれまでの姿とは似てもにつかない完全に違う生き物がその殻を破って新たに生まれて来るというわけです。

イモムシからサナギになりチョウへと変身していくのですが、その神秘的な謎の世界を解く鍵はまさにサナギ期間にあるようです。

サナギはじっとしているようで、体内では劇的変化が起きています。
イモムシ時代に必要だった木や草を歩き回るための筋肉、植物の繊維をかみ砕く歯、それを消化する内臓など、全ての器官が一度ドロドロの溶液になり、チョウとして必要な羽やその羽を羽ばたかせる筋肉、密を吸うためのストローのような口と単純な管だけの内臓へと組織しなおされるんです。

チョウになれば、それまでのイモムシとは全く違う夢のよう暮らしをするようになる。
花から花へと春の陽気を飛び回り、おなかがすいたらおいしい花の蜜を吸うだけなのです。
なんとすばらしいドラマティックな変身だろう!

よっしゃ~!

私もいつか完全変態を遂げるぞー!


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