7つの豊かさ・その6【時】

豊かな時間を手に入れるコツは、朝にある!朝が全て!

7つの豊かさ
、時、のうち、
今回は、6つめの【時】の豊かさについて考察してみます。

7つの豊かさ【時】
7つの豊かさ【時】

私たちは時間的に有限の世界に暮らしています。

だから、よく「時間がない!」と言ってしまいがちです。
そういう私も気がついてみると結構使っています。
「あ〜時間がない」
「本を読む時間がない」
「家族とゆっくり過ごす暇がない」
「運動しなきゃいけないのはわかってるけど、そんなゆとりがない」

でも、時間って一日24時間、人それぞれに平等に与えられている豊かさの一つです。
つまり使い方、考え方次第でその豊かさを手に入れられるかどうかということです。

今回は、ハイラム・W・スミス著『TQ 心の安らぎを得る究極のタイムマネジメント』から引用してみます。

TQ 心の安らぎを得る究極のタイムマネジメント

私たちは、人生の出来事をコントロールすることが時間をコントロールすることであり、時間をコントロールすることが、すなわち私たちの人生をコントロールすることだと学んできた。では、なぜ私たちのほとんどが長い目で見て最も大切なことに手がつけられていないのだろうか。
このジレンマへの答えはいくつか考えられる。
その一つは、私たちが知らず知らずのうちに時間について誤った考えを抱くようになり、それが人生の出来事の効果的なコントロールを妨げているということである。
第一の誤った考えは、「今は無理だが、いつかもっと暇な時がくる」というおのだ。「来週やろう。来月やろう。来年やろう。子供が大きくなったらできるさ。退職したら時間ができるから」と考えてしまっているのだ。
第二の誤りは、「時間は貯められる」という考えである。
しかし現実は、私たちに与えられた時間は今だけなのだ。私たちには毎日24時間という時間が与えられている。その時間はその日のうちに最後の一秒まで使い切らなければならない。一日は86,400秒。それより多くも少なくもない。そして、そのうちの一秒たりとも、貯めておいてあとで使うことはできない。つまり、「時間がない」と言っている人の言葉は真実ではないということである。みんな同じだけの時間が与えられているのだ。

 

時間は、過去・現在・未来で分けられます。

ポイントは…
どんな手段を使っても過ぎ去った時間を取り戻すことはできません。
そして、どうあがいても未来の時間を前借りすることはできません。
つまり、時間は今しかないということです。

その今しかない時間をどう使うかの選択の自由は私たち一人ひとりに与えられている権利です。

「今日飲みに行こう!」という友人の誘いを断って家族との時間を優先することはあなたの自由です。
ダラダラとテレビを観るのか、それとも読書をするのか、どっちを選ぶかもあなたの自由です。
毎日の通勤時間にiPodで音楽を聴くか、英会話のオーディオブックを聴くかの選択もあなたの自由です。

Time

よく「時間に振り回される」という言葉を聞きますが、
振り回しているのは結局のところ自分の思考であったりします。

時間があれば、どうすることに時間を割きたいか?を考えたときに、大きく分けて3つの候補が挙がってきます。

(1)趣味
(2)団欒
(3)研鑽

日々の通勤と仕事に追われていると、趣味や家族との団欒、そして自分を磨くための時間が犠牲になりがちです。
せっかくの休日も、走り抜いた一週間の疲れをとるために、ダラダラと過ごしがちになります。

たとえば、
毎日1時間読書の時間をとった1年後と、そうしなかった1年後ではどれだけの違いがあるでしょう。

あるいは、
毎朝10分間ジョギングを続けた5年後と、そうしなかった5年後ではどれだけの違いがあるでしょう。

はたまた、
毎週末、家族とゆっくり過ごす時間をとり続けた10年後と、そうしなかった10年後ではどれだけの違いがあるでしょう。

豊かでありながらも限られた時間、価値観を明確にし、目標を定めることによってコントロールすることができるはずです。

以前の記事で「刃を研ぐ」ということについて書きましたが、この【時】の豊かさを追求するためには、価値あることに時間を割くよう、ライフスタイルを変えていく必要があります。

フランクリン・R・コヴィー著『7つの習慣』には有名なきこりの話が出てきます。

引用してみます。

森の中で木を倒そうと、一所懸命ノコギリをひいているきこりに出会ったとしよう。

「何をしているんですか」とあなたは訊く。

すると、「見ればわかるだろう」と、無愛想な返事が返ってくる。「この木を倒そうとしているんだ」

「すごく疲れているようですが・・・。いつからやっているんですか」あなたは大声で尋ねる。

「かれこれもう五時間だ。くたくたさ。大変な作業だよ」

「それじゃ、少し休んで、ついでにそのノコギリの刃を研いだらどうですか。そうすれば仕事がもっと早く片づくと思いますけど」とあなたはアドバイスする。

「刃を研いでる暇なんてないさ。切るだけで精いっぱいだ」と強く言い返す。

 

読書

私たちの生活の中には「時間泥棒」と言われる要素がたくさんあります。
刃を研ぐということを忘れて、目先の出来事に囚われてしまいがちです。

特に目的もなくネットサーフィンしたり、誘われるままに飲み会に行ったりすることは、悪いことではありませんが、ライフスタイルを変えていくためには見直さなければならないかも知れません。

1年後、5年後、10年後を見据えて、今「現在」をどう生きるか!というところに、【時】の豊かさを手に入れる鍵がある気がします。


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