コミュニケーション:相乗効果の本質

ツツジの美しい季節。
小さい頃、この季節になると、何故かよく扁桃腺が腫れていました。

だいたい年に一度は高熱とともにのどの痛みがすごいことになったものでした。

今回も一週間ほど前からその兆しがあり、先週末の大阪出張でとどめを刺されてしまいました。

土曜日(23日)、東京での仕事を終えたあと新幹線で大阪に移動。
夜11時過ぎにホテルに着き、最上階にある大浴場へ。
とってもいい汗流しました。

と、ここまではよかったのです。

部屋に帰ってきて、一通り翌日の仕事の段取りをチェックした後、備え付けの浴衣のような甚平のような寝間着をまとい、ベッドに潜り込みました。

ホテルの空調ってけっこう難しいですよね。
しかも、風呂で暑かったということもあって、朝起きたら浴衣ははだけており、シーツと布団は分離して、布団はベッドから落下。ほぼパンツ一丁の状態でシーツにくるまってたという感じ(笑)

いや、笑い事ではないのですが、その夜はまた大阪がとても寒かった!
気温一桁まで下がったらしく、ぶるぶるっと震えながら目が覚めました。

案の定、のどの痛みは最高潮に!

他に変わる人もいないし、体調不良とか言ってる場合でもないので、なんとか大阪での仕事を終えて、その夜東京へ。

大阪は美味いものがあるよとTwitterなどでは美味しい話が飛び交っていましたが、ホテルでの朝食以外はずっとお弁当でした。

ま、そんな話はさておき、ブログを書きたくても書けないという状況が続いていましたが、やっと今日、オフなので書こうと思ったら、未だに扁桃腺が自己主張。
やっとこさ頭が回り始めた夜、Macに向かっている次第です。

さて、前置きが長すぎました。

このブログでも幾度か投稿してきましたが、私たちが人生を歩んでいく上で、とてもとても重要で、しかも基本的なこと、それは人間関係です。

人生最初の人間関係は、親子関係。
そして兄弟、異性、同僚、上司部下、夫婦、、
様々な人間関係の中でコミュニケーションをとりながら、人は心を成長させていきます。

私自身も、今までいくつもの職を経験しながら、たくさんの人から教わり、たくさんの人に支えられていきました。

また家族の支え、友人のアドバイス、等々、感謝しても感謝しきれないくらい、たくさんの人に助けられながら、生きてきました。

そんな中、どうしても意見の合わない人、対立してしまう人はもちろんいました。

最も身近なところで、親子、兄弟、夫婦、上司部下、、

また、貿易会社に勤務している頃は、中国人や韓国人、アメリカ人やベトナム人、様々な考え方、意見、価値観を持った人と接しながら、多様な世界観を学ぶことができました。

今から思えば、多少の対立もしたけど、視野が広がったことは確かです。

ここで、『7つの習慣』から少し引用してみます。

相乗効果の本質は、相違点、つまり知的、情緒的、心理的な相違点を尊ぶことである。相違点を尊ぶ鍵は、すべての人は世界をあるがままに見ているのではなく、自分のあるがままにみているのだということを理解することである。

つまり、自分だけが世界をあるがままに見ていると思い込んでいるならば、相違点を尊ぶ気持ちにはならない。なぜなら、「間違っている人」の話を聞くだけ無駄だと感じてしまうからである。人は誰しも客観的だと考え、自分こそ世界をあるがままに見ていると思っている。そして、ほとんどの場合、他人は枝葉末節に埋もれており、自分だけは大所高所から状況を把握していると思い込んでいる。

そういうパラダイムを持っているとすれば、効果的な自立状態すら達成できない。自分の受けた条件づけからくるパラダイムによって、制限されてしまっているからである。

本当に効果的に人生を営む人というのは、自分のものの見方の限界を認め、ほかの人のパラダイムと考え方に接することによって得られる、豊かな資源を活用する謙虚さを持っている人である。そういう人が相違点を尊ぶのは、その相違点こそが、自分の知識と現実に対する理解を増すものだと認識しているからである。自分の経験だけでは慢性的にデータ不足になってしまう、と知っているからである。

 

例えば、私と同じ考え、同じ生い立ち、同じ経験値を持っている人たちと仕事をしたらどうなるでしょう。

考えていること。
これからやろうとしていること。
価値観や志。

などが同じなわけですから、これほど居心地いい場所はないかもしれません。

でも、考えてみれば、それ以下でもそれ以上でもないということです。
言い換えれば、私しかいないのと同じ。

もちろん、自分自身の中でもひらめきや発展はあるから、より良い方向へ進んでいくことはできるかもしれませんが、「相乗効果」という観点からすると、あまり大きな期待はできません。
せいぜい自分の価値観の範囲内で無難なところで落ち着くことでしょう。

知人のある社長さんはNo.2の専務さんに、どう考えてもその社長には合わないと思う人を起用しています。

ある時私は、その人に尋ねてみたことがあります。

「なんで社長と相性のよくないあの人を専務に起用したのですか」と。

返事はこうでした。

「だって、私の女房役だからさ。イエスマンじゃダメなんだよね」

この言葉を聞いた瞬間、ぞくぞくっときて、ちょっとした感動すら覚えました。

人の批判や意見は、自分自身を否定されているようで、なかなか聞きづらい話なのですが、より大きな相乗効果を生み出したり、リスクを軽減するためには、自分以外にもある、豊かな資源を活用していくだけの謙虚さが必要なのです。

もちろん、全ての事柄に対して、反対意見ばかり言われるとさすがにしょげるか、嫌気がさしますが、要所要所で突っ込まれた時に、それに耳を傾ける度量がなければならないと思うのです。

また、そういう中から信頼関係が生まれ、言いたいことが言える関係というのが造成されるのです。

企業でも、社長のワンマン経営でグングン業績を伸ばすところもないわけではないですが、トップダウンだけではない、ボトムアップのシステムが機能している組織は、とても血行と風通しがよく、元気がいいのです。

また、古くからある習慣やシステムを壊したがらないのが人間の性です。
なぜなら、そこにはリスクや痛みを伴うことを知っているから。

でも、発展したい、成長したいと願うならば、様々な価値観や考え方を掛け合わせながら、良いとこ取りで、相乗効果を上げていくのです。

価値観の押しつけや、隷属させることは、カルトや狂信的な組織を生んでしまいがちです。
そこに依存する体質をつくりあげてしまい、思考停止状態にさせてしまいます。

最悪の場合、問題を問題とも思えなくなるような犯罪に走ってしまったりするわけです。

以前の投稿「世界に一つだけの花」「個性:みんなちがって、みんないい」でも触れましたが、
人のあたま数だけ価値観があり、相違点があります。

学校に行けば先生と生徒の数だけ、それぞれの良さがあるわけです。

自分の価値観を明確にしながらも、ほかの人の価値観や自分との相違点を認め、尊ぶところは尊ぶことによって、よりよい組織や社会ができるはず。

離婚した芸能人のインタビューで、「価値観の相違」という言葉をよく耳にします。
でも、考えてみれば、価値観は異なって当たり前なんですよね。

4月に新しい職場になって、毎日のように新しい人とどんどん出会い、お話ししながら、3つのキーワード、「コミュニケーション」「相違点」「相乗効果」のことばかり考えておりました。

明日はまたどんな人との出会いがあるかな。

そう考えると、自分の思考や価値観が広がるのが楽しくて、モチベーションが上がってきます。

もっともっとたくさんの人と出会い、語り合い、良いとこ取りしていきたいなと思う水曜の夜でした。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それはそうと、早く扁桃腺の腫れを治さなきゃ!


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