受容と感謝と節目の手術入院

いよいよ12月に入り、街はますますクリスマス一色になってきましたね。

さて、前回の投稿の通り、11月29日から肘部管症候群の手術治療のため入院しておりましたが、昨日、無事に退院することができました。

ツイッターなどで応援をくださった方々に、この場を借りて、あらためて心より感謝を申しあげます。
いただいた励ましの言葉たちは、とても力強い応援として心に染みわたりました。

今回は、私自身の仕事や執刀医のスケジュールを調整しての手術入院だったので、大きな混乱もなく、入院当日を迎えたのですが、一つだけ気になることがありました。
それは、入院と同時に風邪を引いてしまったということです。

主治医からは「手術当日、体温が38度以上あれば延期しましょう」と言われていたので、看護師に頼んでイソジンをもらったり、温かくして寝るなどの対処をしながら、なんとか手術の延期だけは避けたいなと思っていました。

で、手術当日の12月1日、朝起きると喉がとても痛いではありませんか!扁桃腺が腫れてしまってたのです。
午前6時には看護師が来て、検温と同時に採血。

体温は37度2分、採血の結果も良好ということで、なんとか手術は受けられることとなりました。

ところで、今回入院するに当たって心がけていたことがありました。

それは短期間でサナギ「s・a・n・a・g・i」のフローをそのまま実践するということでした。


想像(Imagination)編


 
私自身を知ること

 
私自身を受け入れること

 
私自身を変えること


創造(Creation)編


 
私自身を動かすこと

 
私自身を生かすこと

 
私自身を解き放つこと


自分の置かれた立場、病気を自覚し、それを受容したのち、さらに感謝へと昇華した上で、そのことを習慣化し実行する。
そこではじめて成長があり自立へと向かうことができるということを、短期間の内に実感してみたかったのです。

私が入った病室は6人部屋だったのですが、整形外科の病棟なので、内科とは違い見るからに病人・けが人という人ばかりです。
交通事故で足を複雑骨折した人、ひざの軟骨が砕けた人、椎間板ヘルニアの手術を受ける人、、

その光景を見ただけでも、気が滅入りがちですが、気を取り直して、まずはご挨拶から。
ここで会ったのも何かのご縁、以前の投稿「一期一会:初対面のあいさつは早い者勝ち」を実践することにしました。

一人ひとり挨拶してみると、みなとても気さくで、色んなことを教えてくれました。
中には足かけ2年も入院している人もいましたが、とても明るいのには驚きました。

次はネット環境の構築。
仕事も含め、TwitterやTumblr、Blogをやるためには、iPhoneだけでは疲れます。
病院にはLAN環境はなかったので、前もって借りてあった「無料Try WiMAXレンタル」でバッチリ。

不便なありのままの状況を受容するのも良いのですが、自分なりの世界を創り上げながらの方が受容、そして感謝しやすいので、その辺は良いとこ取りでフレキシブルに。

あとは食事。
病院食は、患者のためにカロリー計算などがきちっとされています。
普段の食生活を考え直すには、いいチャンスです。
少量でも感謝感謝です。

とか言いながら、差し入れの菓子パンやウニイクラカニ丼、ローストビーフまでいただいてしまったのは少し反省しております。

手術は、全身麻酔で行うので、前日から禁食状態。
水も飲めない状況だったので、扁桃腺が腫れている喉には少し過酷な状況でしたが、それも手の不自由さから解放されると思えば感謝でした。

麻酔が効いている間は、まったく意識がないので、完全に医師や看護師に任せ信頼するしかありません。
まな板の鯉です。

確かに、鯉は水から揚げるときはピチピチはねますが、まな板にのせ、包丁の峰でコツンと叩くと静かになります。
「あとは煮るなり焼くなり好きに」の心境です。

記憶としては、点滴から麻酔剤が投入されて、体中にぺたぺたいろんなものをつけられて、、

その次は、「○○さーん!」の声で目覚め、「手術終わりましたよー」でびっくり!

「え!もう?」って感じです。

術後、麻酔が切れ始めると、切開した部分がうずき始めます。
でも、その痛みでさえも受容し、感謝しようと決めていたので、それがよかったのかどうかわかりませんが、痛み止めなしでも耐えられる痛みでした。

痛み止めを一錠も摂取しなかったということには、医師も看護師もびっくりしていました。当の私もびっくりです。

この手術で、完全に症状の原因が取り除かれたかどうかは、今後の経過を見ていかないとわかりません。
でもそれは今考えないで、今の状況に感謝しようと思っています。

今回は、月曜入院、水曜手術、金曜退院という短い期間ではありましたが、私にとってはすごく濃縮されたとても有意義な時間となりました。

どんなことでも、受容、そして感謝につなげていくという練習がたくさんできました。
そして、それ自体が感謝でした。

同時に、今回は一つの節目にもなりました。

35時間の禁食をすることによって、宿便も出、体質も変わった気がします。
もちろんそれ以上に心境の変化もありました。

何かまた怖いものが一つなくなったような感覚とでも言いましょうか!

最後に「感謝はすべてを肯定する」でも引用した文章(西田文郎著『10人の法則 – 感謝と恩返しと少しの勇気』より)を掲載して終わろうと思います。

10人の法則 - 感謝と恩返しと少しの勇気

誤解している人がたくさんいますが、私たちがより高いレベルへ昇るために、最初に必要となるのは、目標の実現計画の作成でも、願望のイメージングでもありません。自分にとって都合のいいものも悪いものも含めて、現実を素直に受け入れることです。

現実を受け入れる。まず、そこから出発するのでなければ、本気になって現実と取り組み、それを乗り越え、変革していくことはできません。

(中略)

いまの現実を「よし!」「よっしゃ!」と肯定し、素直に受け入れない人間が、その現実を変革し、それ以上の現実をつくれるはずがないのです。

なぜこんな当たり前のことを敢えて申しあげるかというと、成功したいとか幸せになりたいというような人には、「おれは、本当はもっと優れた人間だ」「こんな現実は自分にふさわしくない」と、無意識のうちに考えている人間が多いからです。自分の現実を嫌い、ネガティブにとらえているのです。

「よっしゃ!」

まずこの現実を素直に受け入れてください。

いかに厳しい現実であっても、ここが自分にいちばんふさわしい出発点であると考えてみてください。

いまのあなたには、その現実がいちばん必要なのです。

 

上記書籍のキャッチコピーが「すごい自分が出てくる!出てくる!」ですが、サナギのフローを実践しながら、それを実感する良い機会になりました。

最後まで読んでくださってありがとうございました。


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2 thoughts on “受容と感謝と節目の手術入院

  1. 入院、手術でしたか!?まだ傷の痛みは少しあるでしょう?お大事にしてください。
    「肘部菅症候群」初めて聞きました。症状から検査してちゃんと診断して治療して・・・医者ってやっぱりすごいなと思う時があります。難しい医療器具が増え、訴訟も多いこの時代、医者の心身のストレスはかなり過酷です。変なお医者様もいらっしゃいますがね(^^)

    イソジンは喉の粘膜にはとても刺激が強いので、イソジンでうがいをした後はお水でもう一度うがいしておかないと、粘膜が刺激で傷ついてかえって炎症を起こして風邪のウイルスにやられやすくなるそうです。

    左手、安静にしていなくてもいいんですか?こんなにパソコン打って大丈夫??

    1. ケイさん、ご無沙汰しております。
      さすが看護師だけあって、色々お詳しいですね!!

      イソジンは、あの味がイヤでいつも自然に水でうがいしなおしてました。

      肘部管症候群、私も最初聞いたとき、「何それー」でした。
      この手術で完全に治癒するかどうかは、これからの経過を見なければならない状況です。

      左手は切開した肘の部分がまだ抜糸してない状態なので、無理に動かしてはいけないのですが、もうリハビリをはじめていますので、逆にパソコンを打ったり、ものを触ること奨励されています。
      頑張って早く自由に動くようにしたいと思います。

      いつもありがとうございます。

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