『命は宇宙意志から生まれた』という本

地球星に住む私たち一人ひとりはかけがえのない命。それは宇宙意志から生まれた生命!

今日『命は宇宙意志から生まれた』(著者:桜井邦朋)という書籍を読みました。

私の下手な言葉より、月刊『致知』に書評が掲載されてましたので、まずはそれを引用します。

命は宇宙意志から生まれた

宇宙物理学の第一人者である著者が認められ、アメリカ・NASAに上級研究員として招かれる。以来、各国の客員教授を歴任。神奈川大学の学長も務めた。
長年の宇宙研究の中で思い至ったのは「宇宙には意志がある」ということだった。地球に住む全ての生物も月も太陽も、宇宙にはひとつとして無駄がなく、すべて整合性がとれている。宇宙の研究を続ければ続けるほど、この宇宙のメカニズムはまるで誰かが決めたのでは、と思えるほどの「意志」を感じとるという。
本書は、宇宙がいままでどのように理解され、どこまでわかってきたのかを高校生に語りかけるようにやさしく解説。読み進めるうちに自分が宇宙唯一の尊い存在であることに目覚めるはずだ。
宇宙物理学の一線を貫いてきた人がその先に宇宙の意志を感じたことが何よりもロマンであり、興味が尽きることはない。

 

「宇宙意志」といえば、何かスピリチュアルな雰囲気が漂いますが、著者の桜井邦朋氏が宇宙物理学の第一人者、つまり科学者であるというところがポイントです。

本書の中にもありますが、
物理学という学問はもちろん、他の自然科学の全てがそうですが、自然現象の目的性というものを排除してできあがっています。
つまり、そこに創造主や神と呼ばれる何者かによる意志などは存在しないことが前提だそうです。

しかし、科学者である彼は、

私たちは地球人であり、宇宙人なんですよ。こういう不思議な宇宙ができた背景に宇宙のデザイン原理みたいなものがあったとすれば、そのデザインを決める動機が宇宙の中にあったに違いありません。それによって私たちが今ここにいる。

 

と言い切っています。

内容としては、天文学から宇宙の起源、そしてこの地球という星に生まれた人としての人生哲学までを一気に、そして誰にでもわかりやすい言葉で表現してくれています。

雪の結晶の神秘さはすごすぎる!

宇宙のメカニズムを見ていくときに物理定数というものがあります。
たとえば、Gで表される重力定数、これが数パーセントでも大きくなったり小さくなっただけでも今の自然界はできず、生命は誕生しえないし、太陽と地球の距離にしても然り。
気温が高すぎると金星のように熱砂漠になり、低すぎると火星のようになってしまい、とても生物が生存できる環境はできなかったでしょう。

私はよく田舎に帰ると山や海に行きますが、その大自然に圧倒され、何かまさに「宇宙の意志」のようなものを感じます。
春になったら花が咲き誇り、冬になったら綺麗な雪が降る。
あの雪の結晶一つとってみても、あまりにも感動的な幾何学模様です。

それが何の目的もなくただ自然に出来上がったとは到底思えない神秘の世界です。

まるで親が、子供が生まれる時にその環境を整えるように、誰かが人間をはじめとする動植物が暮らせるような環境を整備してくれたのではないかと思えるほどの、絶妙な造形美と整合性と必然性を持ち合わせているのがこの地球環境です。

本書からもう少し引用してみます。

人間は知的動物ですけど、本当の知性を持っていないように私は見ています。知能があるだけで、こういう文明形態を定常的に維持するためにどうするかばかり考えてきましたよね。今でもそうです。

地球という小さな生態系の中で自分一人しかいないのだという大切なことを誰も意識していないでしょう。

中略

自分が生まれてきた理由を知りたいと考えるのは、人間として自然なことです。お父さんとお母さんがいるから、というのは人間という種の中での答えに過ぎません。もっと大きな視点で考えていくと、それは宇宙の起源につながっていきます。

 

現代社会では情報が飛び交い、物質に満たされ、大変便利な環境になっている反面、精神文化を見失いがちになります。

具体的には、自分自身の価値がわからなくなったり、親や周囲の人や物に対する感謝の気持ちなどが置き去りにされ、自己中心的な尺度で物事を判断してしまいがちです。

本書は、そうなりがちな私たちに、
「自分は137億年の宇宙の歴史の中でたった一人しかいない存在」なんだという大切なことを教えてくれる一冊です。

さて、最終章のタイトルは、「五十五億年後の子孫のために」

今の理論計算だと太陽はだいたい100億年くらいが寿命だそうです。
今、太陽は46億歳なので、あと55億年後には太陽の寿命は尽き、地球も今のままでは存在できなくなっているとのこと。

ここ50年、100年ではどうかわかりませんが、将来的には私たちの子孫が、宇宙戦艦ヤマトさながら、新たな星を求めて旅立つ日が来るのかも知れません。

本書の最後の方ではこう記されています。

本当に真剣に子孫のことを考えるならば、私たちはすぐにでも命を軽んじるような政治や戦争をやめなくてはいけませんよね。天国へ行けるからと少年をけしかけて自爆テロをさせたりするのは、この宇宙に自分がたった一人だけ生きているという不思議さを理解していないからでしょう。

せっかく宇宙が無駄なく私たちの世界をつくってくれたのに、人間は無駄なことばかりしているじゃないですか。もったいないですよ。

 

私自身、政治家でもなければ宗教指導者でもないので、上記のようなことはすぐには実行できるわけはありませんが、少なくとも、個人で、家庭で、社会でできることは何かを模索し、それ実践していく決意をしている次第です。


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2 thoughts on “『命は宇宙意志から生まれた』という本

  1.  月刊『致知』を購読されておられるのですか?
    うらやましいですね。毎日、安岡先生の日々の言葉をPCで読んでいますが、そこに必ず、月刊誌の広告があって、いつも、購読しようかな、、という誘惑に駆られます。

    日本にいれば色々なイベントやセミナーに参加できるのになあ、、と思うことも多々あります。 が、今は知人のおかげで、この様にPCで日本の情報を読めるようになったので、それで十分かとも思っています。

    さなぎー様の楽しい有意義な文章も読めますしね。
    これからも楽しみにしています。

    1. ぴーちくぱーちくさん、こんにちは。
      ありがとうございます!
      月刊『致知』は購読しております。
      良い言葉がたくさんありますが、けっこうなボリュームなので、良いとこ取りで拾い読みしております。
      PCとインターネットは本当に便利ですよね。
      どこにいても、時空を越えて情報を入手できますから。
      今後ともよろしくお願いします

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